苗字と宗教(追記)
前回の記事で仏教系の苗字ばっか書いてたら疲れて隠れキリシタンのこと書くの忘れてた。
小話程度のものだが、一応記しておく。
「辻」
隠れキリシタンたちは苗字に十字架を入れることでキリストを崇拝し続けたという。
「湯田」
福島県の栗生沢と云う村に多い苗字。栗生沢村はキリシタンが隠れていた村で、村の名前も「クリスチャン」から捩ったもの。この村の村長は代々この苗字を名乗っており、敢えてユダを名乗ることでキリスト教を裏切ったように見せ、弾圧から身を守ったという。
その他、「下」の字が使われる苗字も隠れキリシタンの人には多い。
戸籍が作られた際、軽蔑の意味を込めて代官に付けられた苗字だという。
飽く迄これらは一例であり、辻さん湯田さん下なんとかさんが全員隠れキリシタンな訳ではないし、逆に隠れキリシタンの人が全員この苗字のうちのどれかという訳ではないので、くれぐれも誤解なきよう…