THE LAUGHING WOLF

便所のお供に、是非。

漢字検定一級への挑戦

先月末に漢字検定の準一級を受けてきたのだが、自己採点で8割5分超えてたので余程のことが無い限り合格してると確信して、早計にも一級の問題集を買ってしまった。


漢字検定の二級、準一級、一級の難易度の差は東方で例えるならEASY,NORMAL,LUNATIC程の開きがある。恐らく一般の人からしたら準一級も一級も同じくらい訳分からん難易度に感じる筈だが、準一級と一級の差は尋常では無い。

二級の出題範囲が約2,000文字。
準一級の出題範囲が約3,000文字。
そして一級の出題範囲は約6,000文字。
新たに3,000文字を覚える必要がある。



分かってた。分かってたんだけど、一級の問題集を開いて思わず笑ってしまった。もうどっから手を付けたら良いのか分からん!



熟字訓は漢字に興味を持ち始めた当初から慣れ親しんでいた為ある程度は読めるが、もう他のところが本当に酷い。


単なる熟語の音読みだけでも「匕鬯」「醯醢」などの百姓読みすら出来ない、文字化けとしか思えない漢字が頻発。因みに前者の読みはヒチョウで意味は祭祀に用いる品のこと、後者の読みはケイカイで意味は塩辛。辞書にも載ってない熟語のオンパレード。それどころかグーグル先生に頼っても2ちゃんの漢検スレか中国語のサイトしかヒットしないような熟語まで出題される。もう問題を見るだけで口がへの字になる。これに合格してる小学生が結構いると云うから最早軽蔑すらする。


一級の合格者は毎年500人程しか出ていないという。然しそのうち7割はリピーターなので、実質新規の合格者は毎年200人弱と云うことになる。司法試験の合格者が毎年約2000人らしいので、その難関ぶりが窺える。ロザンの宇治原をして、「京大入るより漢検一級合格の方が難しい」と言わしめる一級。余談だけど宇治原って苗字は結構珍しい。




絶望しながら模擬試験を解いてみたところ、123点だった。






あれ、意外といけそうじゃね?






と云う訳で来年の6月を目標に、ぼちぼち勉強ガンバりまふ