THE LAUGHING WOLF

便所のお供に、是非。

マヌカハニー

今のバイト先で働き始めて彼此三年以上経つのだが、そこのOBにOさんと云う方がいる。年齢は私より10歳程上で、現在は造園の仕事(平たく言えば植木屋)をされているOさん。チンピラの様な見た目で、大変ダーティな関西弁をお話しになる。お会いするのは年に二回程度だが、お米を頂いたり沖縄旅行のお土産を頂いたりAVを頂いたり何かと良くして下さって、本当に頭の上がらない存在である。


今日もお米を頂く為Oさんに会ってきたのだが、

「これあげるわ。役者やからな、喉大事にせなあかんで」

と、お米と一緒に蜂蜜を下さった。
私は蜂蜜があまり好きではないのだが、Oさんの御好意を無碍に出来る筈もなく素直に受け取った。


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これがその蜂蜜。

家に帰ってなんとなくこの蜂蜜に就いてググってみたところ、とんでもない代物であることが分かった。

Airborne社のアクティブAAHマヌカ・ハニー。

この容量(500g)で3000円。

驚くべきは値段だけではない。

マヌカとは檉柳梅(ギョリュウバイ)と云う樹木のことで、ニュージーランドやオーストラリアで栽培されている。このマヌカを蜜源とする蜂蜜がマヌカハニー。このマヌカハニーには尋常じゃない抗菌作用があるそうで、喉の痛み、口内炎、ニキビ、肌荒れ、鼻詰まり、アトピー、胃痛、便秘、インフルエンザ、虫歯等に効果があり、美容にも良く、果ては切り傷や火傷に直接塗れば早く治ると云う最早「リアルなんでもなおし」と言っても過言では無いほどのポテンシャルを秘めている。実際にニュージーランドでは民間療法としてもこのマヌカハニーが用いられ、ずっとマヌカハニーばかり舐めていればピロリ菌は死ぬわ風邪は引かんわ虫歯にもならんわでもうえらいことになるらしい。

試しに小匙一杯を口に含んでみたところ直ぐにお腹がギュルギュル鳴り出し、私の腹の中が如何に劣悪な環境であるか思い知らされた。

味は一般的な蜂蜜とだいぶ異なり、プロポリス系の味に加えて薬草の様な風味が舌をピリピリ刺激し「あぁ、これは身体に良いわ」と本能的に感じる味わい。食感はねちょっとした感じではなく、粘性はあるものの口の中でさらっと溶けてあとを引かない独特なもの。匂いもプロポリス系。全体的に例えるなら「お薬のキャラメル」みたいな感じ。

然しOさんは何故こんな高価な物を私にくれたんだ。まぁ、確かにOさんの為にいろいろ動いたりしたんだけど。


兎に角、本当に嬉しいものを頂いた。芝居の本番が近付いたら絶対に食べよう。



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これの賞味期限、5月10日と10月5日のどっちなんだろう…