THE LAUGHING WOLF

便所のお供に、是非。

パパパパパイン

行ってきました。
一年前から気になっていた、東京は西荻窪にあるパイナップルラーメンのお店「パパパパパイン」。

昨年の頭にまとめサイトでその存在を知り、7月末に家のそばのコンビニでカップラーメンを発見。

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300円もする高級カップラーメンだったが脊髄反射で購入を決意し、一口食べてドハマリして結局コンビニが取り扱いをやめるまで週一で食べ続けた私。これは東京に行ったら絶対行かなあかん。カップラーメンだけでは物足りない。そう思ってから早半年。

現在芝居の為東京に滞在している私は合間をぬって、共演者の有志二人と行って参りました。

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並ぶことを懸念していたが、店内に人はゼロ。席は全部で6席でこじんまりとした店構え。一緒に行った方々は完全にキワモノラーメンだと思っていたらしく「大丈夫なん?」「まずいんちゃうの?」とボソボソ。私は「いやカップラーメンは美味しかったですよ」とフォローにならないフォローで誤魔化したが内心不味かったらどうしようと不安になっていた。

私が注文したのは最もスタンダードな「パイナップル塩ラーメン いっぱいん」。「いっぱいん」とはトッピング全部乗せのことで、こちらにはカップラーメンには入っていなかったパイナップル味の味付け卵がついてくる。

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↑こちらが注文したパイナップル塩ラーメン いっぱいん。

おお、矢張りカップラーメンとは違う。このトッピングの仕方はお店ならでは。では、いただきます。

一口食べてまず思ったのは、「美味しい」と云った味の感想よりも「凄いなぁ」と云う感心の言葉。よく作ったなぁと。パイナップルの味は確かにするのだがラーメンとしての体裁は見事に保たれていて、このラーメンに辿り着くのにどれだけの時間を費やしたのだろうと、目の前にいるアロハシャツを着た若い店長を見て思った。

そして味の方は、パイナップルのスープと胡椒が良いアクセントになって、箸が進む進む。パイナップルで煮込んだというチャーシューも程良くほろほろになっており、私好みの味であった。

特筆すべきは卵。先述の通りカップラーメンには付いていなかったのだが、読んで字の如くパイナップル味の卵であり、トッピングの中では一際異彩を放つものだった。どちらかと言えばデザート風味のこの卵は、この店でしか味わえない逸品であろう。

パイナップルの果実そのものも併せて、これら個性的なトッピングが全て丼の中で調和しており、最早味の芸術とも呼べる程に完成されたラーメンであった。他の二人も満足していた様で、御誘いして良かったなぁとほくほくしながら劇場に帰った。

パパパパパイン、美味しくて話の種にもなる素晴らしいお店でした。もう一度行きたい。東京にお住まいの方は是非訪れてみることをお勧めします