THE LAUGHING WOLF

便所のお供に、是非。

街で見掛ける変な漢字2

はい。需要の無さを噛み締めつつも第二回です。

 

 

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まずはこちら。何の店か、外観からはあまり把握できないのだが、「繍」の字が変わった略字形になっている。GlyphWikiに因るとこちらの字形、世界最大の漢字字典である中華字海には記載されている模様。
 
 
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続いてはこちら。商店街の看板。「形」の字の旁が「亥」の四画目以降のようになっている。
 
この「彡」の書き方は、手書き文書でたまに見掛ける。御老人などが「彰」「彬」等の字を書き記す時、この書き方をすることがあると云う私の経験談。
 
 
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ギャラリーの暖簾。これは単なる「集」の異体字(本字)で少々趣が異なるが、成る程、木の上に隹(鳥)が沢山いるから、アツマルと云う字になった訳なんですなぁ、と一人で路上でしみじみと漢字の成り立ちに思いを馳せていた。傍から見たらだいぶキモかったと思う。
 
 
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京都で矢鱈見掛けるこの住所の書かれた仁丹の札。よく見ると「通」の「マ」が「コ」になっている。これに限らず街中で見る仁丹のものは押し並べて「コ」になっている。どういう拘りがあるのか知りたい。
 
 

 

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外観は何の変哲も無い病院だったのだが、この「医院」の表記には、一瞬私はいつチャイナタウンに紛れ込んだのだ、と思ってしまった。

「醫」の字はまだ分かるが、「院」のこざとを態々「阜」に作り替えるとは。これには遉のGlyphWikiもお手上げ。院長さんは何故こんな看板にしたのか。余程の漢字マニアか。因みにこざとへんは人間の耳みたいな形をしているから、中国語で左耳旁と云うらしいよ。ヘェ〜。

 

 

ではまた